ロンドン市場 午前概況 調整の円高、独景況感悪化でユーロは重い

2014年10月27日 20:46

ロンドンタイム午前の為替相場ではやや円買いが優勢。ただ、米長期債利回りが一時2.30%付近まで上昇基調を強めるなど、調整以外は円を買い進める材料も乏しく、値幅は限定的。28-29日に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、積極的な取引は手控えられ、フロー主導の動きにとどまっている。ドル円は先週末の安値を下回ると、107.73円まで下押した。
 
この日発表された独10月Ifo景況感指数は市場予想を下回って6カ月連続で鈍化。2012年12月以来の低水準を示現した。反応は小幅にとどまったが、ユーロドルは1.26ドル後半で上値が重くなり、ユーロ円は136.63円までレンジ下限を拡大した。ポンドドルは、ユーロポンドでのユーロ売り・ポンド買いにも支えられ一時1.6023ドルまで上値を伸ばしたが1.61ドル付近に押し戻されるなど方向感は鈍く、ポンド円は円買いが優勢となる中、173.40円まで弱含んだ。
 
オセアニア通貨も小幅上下動。豪ドル/ドルは0.8789ドルまで安値更新後は0.88ドル前半に水準を戻し、NZドル/ドルは0.78ドル後半で小じっかり。また、豪ドル円は94.85円まで小幅安となり、NZドル円は84円後半に水準を切り下げた。
 
 
 
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