ロンドン市場 午前概況 英PMIでポンド高、ユーロは節目を巡る攻防

2014年07月01日 20:04

ロンドン午前はポンドが堅調。英製造業PMIが強かったことが背景。ポンドドルは2008年10月以来の高値を塗り替え、ポンド円は今年1月2日以来の高値をつけた。ポンド円の堅調さが全般的な円安圧力につながった。株式市場や米長期債利回りの上昇もドル円やクロス円をサポート。ドル円は穏やかな戻り歩調が続いている。今週3日に欧州中央銀行(ECB)理事会や米雇用統計の発表を控えているが模様眺めムードは薄く、流れとしては積極的だった。
 
ポンドドルは1.7147ドル、ポンド円は174.17まで上昇。ポンド円の上昇などに刺激され、ドル円は101.60円、ユーロ円は139.14円、加ドル円は95.25円まで円安推移。
 
ユーロドルは1.3700ドルのオプションバリアで頭が抑えられ高値は1.3698ドルまでとなっているが、この節目から大きく押し戻されるような展開にはなっていない。発表された欧州各国の製造業PMIや独雇用統計は目立って材料視されず。ただ、スペイン製造業PMIは54.6と、2007年6月以来の高水準を記録した。伸び悩んでいる仏製造業PMIが上方修正されたことも前向きな結果だったといえる。
 
オセアニア通貨は動意薄。豪ドル/ドルはRBA理事会後の豪ドル買いが一巡し、0.9440ドル付近へと小幅に調整している。NZドル/ドルは0.87ドル半ばでやや重い。
 
 
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