ロンドン市場 午前概況 英欧の景況感の違いを意識、ユーロ安・ポンド高

2014年08月05日 19:59

ロンドン午前にかけてはユーロ安・ポンド高。本日発表された英欧のサービス業PMIが明暗を分けた。ユーロ圏7月総合・サービス業PMI確報値はともに、速報値から下方修正され、ユーロ圏サービス業の先行きに対する不安がくすぶった。一方で、英7月サービス業PMIは59.1と、昨年11月以来の水準へもち直した。
 
ユーロは下落。先行して発表された伊サービス業PMIのさえない結果を受けて上値が重くなる中、ユーロ圏サービス業PMIが追い討ちとなって1.3385ドルまで下げ幅を拡大。英国との景況感の違いもユーロの上値を重くしたもよう。ユーロ円も、昨日安値を下回り137.35円までレンジ下限を広げた。ポンドはしっかり。昨日の建設業PMIに続き、本日のサービス業PMIの改善で経済が再び拡大しつつあるとの期待が強まった。ポンドドルは1.6889ドル、ポンド円は173.26円まで上昇幅を広げた。
 
ユーロドルのさえない動きを受け、為替市場全体でドル高に振れたことから、ドル円は102.71円までレンジ上限を拡大。その他のクロス円は、NZドル円が87.51円、豪ドル円が95.83円まで上昇した一方で、スイスフラン円が112.80円まで下押しするなど、方向性は定まらなかった。
 
 
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