ロンドン市場 午前概況 米雇用統計待ち、ドル円119円前半で膠着

2015年01月09日 20:27

ロンドンタイム午前の為替相場は小動き。手がかりが乏しく、NYタイムに米雇用統計を控え、様子見ムードが強い。関連市場でも、米10年債利回りは2.00%付近でほぼ横ばい推移が続いているほか、昨日大幅続伸した欧州主要株価指数は前日終値を挟んで小幅上下動。ドル円は東京タイムの119.17円を安値に下げ渋るも戻りは119円半ばにとどまり、119円前半でもみ合い。
 
欧州通貨は直近の大幅下落の反動で、米雇用統計を控え対ドルでわずかに買い戻しが優勢。ユーロドルは1.1820ドルまで小幅高。ECB関係者により、「ECBは最大5000億ユーロ投資適格資産購入プラン示す」との発言が伝わったが反応は限定的。ポンドドルは1.5149ドルまで買い戻しが先行。この日発表された英経済指標はまちまちで反応は鈍い。11月製造業生産は前月比で市場予想を上回る+0.7%となったものの、同鉱工業生産はプラス予想に反して-0.1%となり、前月分も下方修正された。鉱工業生産は前月比で2カ月連続のマイナスとなった。対円では、ユーロ円が141円近辺、ポンド円が180円半ばで小幅上下。
 
オセアニア通貨も小動き。豪ドル円は96.84円、NZドル円は93.10円までやや下値を広げ、豪ドル/ドルは0.81ドル前半、NZドル/ドルは0.78ドル前半で膠着相場が続いた。