ロンドン市場 午前概況 米長期債利回り低下、ドル円102円台定着できず

2014年07月29日 20:12

ロンドンタイム午前の為替相場では、東京タイムに株高を背景に進んだ緩やかな円売りが一服し。明日に米4-6月期GDPなど米注目イベントを多数控えるなかで様子見ムードが強く、値動きは限られた。ドル円は欧州タイム早朝に東京タイムの地合いを継続させ買いが先行し、102.01円まで上値を伸ばした。ただ、米10年債利回りが2.46%付近まで低下し、独10年債利回りは過去最低水準を更新するなどリスク選好ムードが進まず、ドル円は102円台定着に失敗し101円後半に押し戻された。
 
ユーロポンドでユーロ買い・ポンド売りが進み、ユーロドルは1.3445ドル、ユーロ円は137.07円まで小幅ながら上値を伸ばしたものの、ユーロの上値の重い地合いは継続。また、ポンドドルは1.6995ドルを頭に1.6951ドルまでレンジ下限を広げ、ポンド円は173.21円から172.87円まで売りが優勢となった。この日発表された英6月消費者信用残高は市場予想の+8億ポンドに対して+4億ポンドにとどまり、同住宅ローン承認件数は市場予想を上回る6万7200件となった。強弱まちまちの英指標結果にポンドの反応は限定的。
 
NZドルの軟調な動きは継続。NZ乳業大手フォンテラによる、乳製品に対する支払い価格見通しの引き下げが重しとなり、NZドル/ドルは0.8507ドル、NZドル円は86.69円まで下押し後も戻りは鈍い。また、豪ドル/ドルは0.94ドル前後、豪ドル円は95円後半で狭いレンジ内で上下動。
 
 
 
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