ロンドン市場 午前概況 米金利一段の上昇で、ドル円1月以来の105円台

2014年09月02日 20:34

ロンドンタイムに入っても、ドル高基調は継続。時間外の米10年債利回りが2.39%付近まで上昇したことが背景。104.80円台の高値圏での推移が続いたドル円は 105円に観測された厚めの売りや、オプションバリアの防戦に絡んだフローをこなし、105.02円まで上値を伸ばした。1月10日以来の105円台復帰となる。
 
ポンドドルは1.6518ドルまで弱含んだ。ドル高基調のなか、ユーロポンドで0.7940ポンド付近までユーロ買い・ポンド売りが進んだことも重しとなった。ポンド円は173.96円まで買いが先行したが、173円半ばに押し戻されて上げ幅をほぼ失った。英8月建設業PMIは64.0となり、市場予想の61.5を上回って1月以来の高水準となったが、反応は限定的。ユーロポンドでのユーロ買いに支えられ、ユーロドルは1.3137ドルまで買い戻されたが、ドル全面高の流れを受けて小幅ながら1.3110ドルまで年初来安値を更新した。ユーロ円は137.73円を高値に上昇が一服。消費者物価指数の先行指標となる、ユーロ圏7月生産者物価指数は前年比-1.1%と、前月の-0.8%からさらに鈍化したが、市場予想と一致したことから反応は鈍かった。
 
また、NZドル/ドルは0.8324ドルまでレンジ下限を広げ、ドル/加ドルは1.0920加ドルまでドル高が進んだ。豪ドル/ドルは下げ渋るも安値の0.9285ドル付近で上値の重い動きが続いた。対円は、ドル円の上昇と主要通貨の対ドルでの下落に挟まれて動意は限定的。加ドル円は96.28円まで高値を更新したが、豪ドル円は97円半ばでの小幅な上下にとどまったほか、NZドル円は87.63円を高値に87.35円まで押し戻された。
 
 
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