ロンドン市場 午前概況 穏やかに円安・ドル高、流れやすい方向に振れる

2014年11月24日 21:06

ロンドン午前は、穏やかに円安・ドル高が進んだ。特に手がかりはなかったが、欧州中央銀行(ECB)が資産購入対象の拡大を模索していること、中国の利下げ、日米金融政策の差異、クリスマスに向けた和やかなムードなどを背景にリスク選好の円安方向へ振れやすかった。月末要因に加え、今週27日はサンクスギビングでクリスマス商戦が本格化するため流動性は細りやすいが、ドル円の底堅さは健在だった。ドル円につれてクロス円はしっかりと推移した一方で、対ドルで欧州通貨や資源国通貨はやや重かった。
 
独11月Ifo景況感指数は低下予想に反して上昇。本指数の低下基調が一服する格好となったが、先週末のドラギECB総裁の発言を受けたユーロ安に流れに沿う結果ではなく、目立って材料視されていない。ユーロドルは1.2414ドルまでやや強含んだ程度だ。
 
ドル円は118.38円まで上昇し、先週末高値と並んだ。ユーロ円は146.79円、ポンド円は185.31円、加ドル円は105.30円まで円安推移。主要な欧州株価指数は英FTを除いて堅調。米長期債利回りは上昇している。
 
ポンドドルは1.5629ドル、豪ドル/ドルは0.8634ドル、NZドル/ドルは0.7862ドルまで弱含み。対円のドル高が重しとなったが、下げ一服後のポンドドルは1.56ドル後半へと切り返している。
 
 
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