ロンドン市場 午前概況 目立った調整もなくイベント控えた様子見続く

2014年04月04日 20:04

ロンドンタイム午前は極めて動意に乏しい展開が続いた。米国の景気先行き見通しや金融政策のスピード感を推し量る上でこの後の米3月雇用統計の内容が非常に注目されるなか、イベント前の調整もほとんどなく各通貨が横ばい推移。雇用統計では非農業部門雇用者数(NFP)が、寒波の影響で落ち込んだ昨年12月までの1年間の平均値とほぼ一致する+20.0万人と予想されている。労働市場の強弱を見極める上で非常に判断のしやすいコンセンサスが形成されているともいえよう。
 ドル円は103円後半でほとんど値動きがなく、東京タイムまでに形成した狭いレンジ内で推移した。ユーロドルは朝方の1.3696ドル、ユーロ円は142.25円から小幅に水準を戻して推移。ユーロポンドにユーロ買い戻しが入った影響から下値が支えられた。一方でポンドドルは1.6568ドル、ポンド円は172.14円までわずかだがレンジ下限を広げた。豪ドル/ドルは0.92ドル半ば、豪ドル円は96円前後で比較的底堅く推移。NZドルへの調整圧力も緩んでおり、対ドルは0.85ドル半ば、対円は88円後半でもみ合っている。