ロンドン市場 午前概況 欧州通貨重い動きも、米雇用統計控え模様眺め

2015年02月06日 20:04

ロンドンタイム午前の為替相場で欧州通貨は売りが先行するも、米雇用統計を控え相場全般に模様眺めムードが強く、値幅は伴っていない。米雇用統計では、非農業部門雇用者数だけではなく、平均時給も注目される。賃金の伸びに改善が見られなければ、低インフレへの懸念から早期利上げ観測の後退につながりそうだ。ドル円の本日これまでのレンジは117.22-55円にとどまっており、積極的な取引は限定的。
 
ユーロドルは1.1441ドル、ユーロ円は134.23円まで下押すなど、やや上値の重い動き。8日ギリシャ議会での審議への警戒感もユーロの上値を圧迫しているもよう。ツィプラス・ギリシャ首相は同議会で政策の説明を行い、内閣信任投票が実施される予定となっている。ポンドも昨日の大幅上昇の反動からやや売りが優勢。ポンドドルは1.5309ドル、ポンド円は179.59円までわずかに下値を広げた。オセアニア通貨はもみ合い。豪ドル/ドルは0.78ドル前半、NZドル/ドルは0.74ドル前半、豪ドル円は92円前後、NZドル円は87円前後での推移で、動意は見られなかった。