ロンドン市場 午前概況 欧州通貨に動意、ユーロ安・ポンド高進む

2014年06月12日 20:55

ロンドン午前の為替市場は、昨日の流れを引き継いでユーロ安・ポンド高の展開。ユーロ圏の金利先安感とイングランド銀行の早期の利上げ期待が交錯する中で、ユーロポンドは0.8032ポンドと約1年8カ月ぶりのユーロ安・ポンド高水準をつけた。ユーロドルは、序盤に1.3549ドルまでレンジ上限を広げる場面はあったが、次第に上値が重くなり1.3512ドルまで下落。昨日安値1.3522ドルを下回った。ユーロ円も137.80円と2月6日以来の低水準をつけた。一方で、ポンドは堅調。ポンドドルは1.6839ドル、ポンド円は171.86円まで強含んだ。
 オセアニア通貨はじり高。NZの追加引き締め観測が強まる中、NZドル/ドルは0.8688ドル、NZドル円は88.68円まで高値を塗り替えた。また、豪ドルも対ユーロでの豪ドル高進行を受けて、ドルや円に対しても強含む格好に。豪ドル/ドルは0.9414ドル、豪ドル円は96.08円までレンジ上限を切り上げた。
 この間、ドル円は小動き。円・ドルが市場のテーマから外れていることでユーロ円の動向に振られながらも、102円を挟んで小幅に振幅。ユーロ円が下押しした局面で101.96円まで下げたが、米長期金利が2.65%台へ水準を戻したことで下値は限られた。
 
 
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