ロンドン市場 午前概況 模様眺めも、ドル円は107円前半で堅調な動き

2014年09月17日 20:34

ロンドンタイム午前の為替相場は米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え模様眺めムードも、ドル円は堅調地合いを維持し107.36円まで小幅高。ユーロも底堅い動きで、ユーロドルは1.2971ドル、ユーロ円は139.20円まで買いが優勢となった。ユーロ圏8月消費者物価指数は総合が前年比+0.3%から+0.4%へ上昇修正されたものの、ディスインフレ傾向やECBの金融政策見通しに変化を与えるほどでもなく、相場への影響は見られなかった。また、小動きながら加ドルも買いが先行。昨日の加製造業出荷が過去最高額を更新するなど良好な結果となり、ポロズBOC総裁が加経済の前向きな動向を評価したことを背景とした地合いが継続。ドル/加ドルは1.0949加ドルまで加ドル買いが進み、加ドル円は1月以来の高値を97.98円まで伸ばした。
 
ポンドも買い戻しが優勢。明日にスコットランドの独立を問う住民投票を控え、最新の世論調査で独立不支持が支持を若干上回っていることが好感され、ポンドドルは1.6336ドル、ポンド円は175.19円まで上昇した。英MPC議事録と英雇用統計の結果が公表されたが、FOMCやスコットランド住民投票に視線が向いている中、反応は限定的。議事録では、前回に続きウィール委員とマカファティ委員が利上げを主張し、7対2で政策金利の据え置きが決定されたことが明らかになった。また、7月ILO失業率(3カ月間)は約6年ぶりの低水準の6.2%となり、雇用の改善傾向が継続していることが確認されたほか、平均週間賃金は市場予想通りの前年比+0.7%にとどまった。
 
オセアニア通貨の動意は鈍い。様子見ムードが強く、豪ドル/ドルは0.90ドル後半、豪ドル円は97円前半、NZドル/ドルは0.81ドル後半、NZドル円は87円後半でやや上値が重かった。
 
 
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