ロンドン市場 午前概況 月末で模様眺め、ポジションもごくわずか

2014年08月26日 20:03

ロンドン午前の為替市場は小動き。このところのドル高基調を受けて、ドルの持ち高調整が若干みられたほか、月末絡みの散発的なフローが持ち込まれた程度で、動意はかなり乏しかった。連休明けのロンドン勢も月末要因で売買手控えが主体だったようだ。本日予定されているロシアとウクライナの首脳会談の内容は今のところ伝わっておらず、積極的に仕掛けるような手がかりはなかった。
 
関連市場では、スペインやイタリア、ドイツの10年債利回りが過去最低を更新。先週のドラギECB総裁の講演以降、量的緩和の実施観測が強まっており、欧州債には引き続き買いが誘われている。主要な欧州株価指数は高安まちまち。
 
ユーロドルは1.3215ドルまで強含み。月末とあって調整のドル売りが入ったが、昨日高値にも届かず、調整圧力はわずかだった。ポンドドルは東京タイムからのレンジを引き継ぎ、1.65ドル後半で上下。ドル円は103円後半で横ばい。東京タイムにドル安方向に振れた後はこう着感が強い。
 
豪ドル/ドルは0.9314ドルまでしっかりと推移。対ユーロや対NZドルでも豪ドル買いが優勢。豪ドル円は下げ幅を消し、96.70円付近まで切り返した。特に手がかりは見当たらない。月末フローが中心のようだ。
 
NZドル/ドルは0.83ドル前半、NZドル円は86円半ばで重い。輸出が伸び悩み、NZ貿易赤字額が市場予想より拡大したことが尾を引いている。
 
 
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