ロンドン市場 午前概況 昨日の円売りに反動も、値動き鈍い

2015年02月04日 21:37

ロンドンタイム午前の為替相場では小幅の円買い。欧州主要株価指数は売りが先行し、原油価格の反発も一服したことを受けて、昨日の原油高・株高を背景とした円売り・ドル売りに反動の動きが見られた。ただ、方向感は出ず値幅は伴っていない。米長期債利回りの低下も嫌気され、ドル円は117.24円までじり安。
 
ユーロドルは1.1438ドル、ユーロ円は134.22円まで安値を更新した。ユーロ圏と主要国のサービス業PMIはおおむね予想比で強い結果となり、ユーロ圏12月小売売上高指数も3カ月連続で上昇したものの、反応は鈍い。ポンドは小じっかり。英1月サービス業PMIは製造業・建設業に続き、市場予想を上回る結果となり、ポンドドルは1.5211ドルまで上値を伸ばし、ポンド円は177.73円を安値に178円前半に持ち直した。
 
中国の預金準備率の引き下げを受けて、オセアニア通貨は買いで反応するも一時的。豪ドル/ドルは0.7850ドルまで高値更新後は0.78ドル付近に押し戻され、NZドル/ドルは0.73ドル後半に上げ幅を縮小した。また、豪ドル円は91円半ば、NZドル円は86円後半に押し戻された。原油価格の反発が一服したこともなり、加ドルはやや売りが優勢に。ドル/加ドルは1.2476加ドル、加ドル円は94.07円まで加ドル売りが進んだ。