ロンドン市場 午前概況 各通貨の動意限定、ドル円101円後半でこう着

2014年06月25日 19:59

ロンドン午前は為替相場全体の動意が鈍い。手がかりが少ないなか、月末・四半期末要因も加わり、各通貨は小幅調整の域にとどまった。関連市場では、欧州株が米株やアジア株の軟調な動きを受けて売りが先行し、米10年債利回りは2.58%前後で上下。株価との相関性も低下しているドル円は101円後半でこう着。本日これまでのレンジはわずか10銭程度で、101.86-101.97円での推移となっている。
 ユーロは欧州早朝に買いが先行するも、買い進める材料も不足していることもあり、値幅は限定的。ユーロドルの上値は1.3619ドルにとどまり、1.36ドル前半でのもみ合いが続き、ユーロ円は138.82円を頭に138円半ばで推移。昨日に英当局者の利上げに対する慎重なスタンスを受けて売りが強まったポンドはユーロポンドでのユーロ買い・ポンド売りにも圧迫されて、ポンドドルは1.6953ドル、ポンド円は172.73円まで弱含んだ。英6月CBI流通取引調査は市場予想を大きく下回る+4となったが、反応は見られなかった。
 昨日のNYタイムから東京タイムにかけて軟調な動きとなったオセアニア通貨には巻き戻しが入り、豪ドル/ドルは0.9376ドル、NZドル/ドルは0.8699ドルまで切り返し、対円でもわずかながら豪ドル円は95.56円、NZドル円は88.68円までレンジ上限を広げた。
 
 
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