ロンドン市場 午前概況 円安・ドル安先行も、方向感出ず小動き

2014年07月14日 20:16

ロンドンタイム午前の為替相場では円売り・ドル売りが優勢となった。ただ、手がかりが不足する中、方向感は出ず円売り・ドル売り先行後は水準を戻すなど、値幅は限定的。イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長が15日に上院銀行委員会で、16日に下院金融委員会で半期の金融政策報告を行う予定となっていることも、積極的な取引は手控えさせている模様。
 
週明けの日経平均が反発し、ユーロ圏信用不安が緩んだことを背景に主要欧州株価が軒並み続伸。株高を背景にロンドン序盤から円売りが優勢となり、ドル円は101.54円まで上値を伸ばした。ただ、101円後半には複数の重要なテクニカルポイントが控え、101円半ば-101円後半にかけて厚めの売りオーダーが並んでいることもあり、ドル円は一段高を試す動きとはならず、その後は101円半ばでもみ合いが続いた。クロス円は小じっかり。ユーロ円は138.42円、ポンド円は174.01円、豪ドル円は95.40円、NZドル円は89.51円までレンジ上限を広げた。また、先週末さえない加雇用統計を受けて弱含んだ加ドル円も94.55円まで買い戻された。
 
欧州通貨は対ドルでやや買いが先行。ユーロドルは1.3641ドルまで買いが先行するも続かず、1.3620ドル付近に水準を戻した。この日発表されたユーロ圏5月鉱工業生産はほぼ予想通りの結果となり、反応は見られなかった。また、ポンドドルは1.7144ドルまでレンジ上限を拡大するも、ユーロポンドでのユーロ買い・ポンド売りに圧迫されて1.7110ドル付近に押し戻された。オセアニア通貨は底堅いも小動き。豪ドル/ドルは0.94ドル前後、NZドル/ドルは0.8815ドル付近で小幅上下動。
 
 
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