ロンドン市場 午前概況 ユーロ高・ポンド安・資源国通貨安

2014年06月30日 20:13

ロンドン午前はユーロがしっかりと推移した一方で、ポンドや資源国通貨が重かった。手がかりは特に見当たらず、月末・四半期末絡みのフローのようだった。
 
注目されたユーロ圏6月消費者物価指数(HICP)・速報値は前年比+0.5%で、前回値並びに市場予想と一致。コアHICPは+0.8%で、市場予想の+0.7%を上回ったが、ユーロの反応は薄かった。
 
英消費者信用残高は+7億ポンドと、増加基調を維持した。英住宅ローン承認件数は6万1700件となり今年1月の7万5800件をピークに減少を続けたが、市場予想の6万1800件とほぼ一致しポンドの反応は鈍かった。
 
ユーロドルは1.3663ドルまで水準を切り上げ、今月9日以来の高値を更新したものの、本日これまでの値幅は20p程度にとどまっている。ポンドドルは1.7009ドル、豪ドル/ドルは0.9395ドル、NZドル/ドルは0.8728ドルまで下落。対ユーロでポンド売りやオセアニア通貨売りが入った。東京タイムからオセアニア通貨安の流れも継続している。ドル/加ドルは1.0688加ドルまでドル高・加ドル安推移。
 
ドル円は下げ一服。東京タイムの円高の流れは一服している。本邦ソブリン系の円売り・ドル買いが観測されたことがドル円の下値を支えた。ユーロ円は対主要通貨でのユーロ買いもあり、138.52円まで反発。ポンドドルは172円半ば、加ドル円は94円後半で重かった。豪ドル円は95.25円、NZドル円は88.51円まで安値を更新。
 
 
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