ロンドン市場 午前概況 ユーロ買い・ポンド売り、製造業PMIはまちまち

2015年02月02日 20:31
 

 

ロンドンタイム午前の為替相場はややユーロ買い・ポンド売り。ユーロは市場予想を上回った1月のスペイン製造業PMIをきっかけに買い戻しが先行。その後のイタリアの製造業PMIが強かった一方で、フランスやドイツの製造業PMIは速報値から下方修正された。また、ユーロ圏の同指標は速報値と変わらずとなるなど、強弱まちまちの結果にユーロ買いは失速する場面もあった。ただ、ユーロポンドでユーロ買い・ポンド売りが継続するなか、ユーロドルは1.1355ドル、ユーロ円は133.61円まで高値を更新した。予想比強めの英1月製造業PMIを受けたポンドの反発は一時で、ポンドドルは1.5007ドルまで下落し、ポンド円は176円半ばまで水準を切り下げた。
 
オセアニア通貨はやや買い戻しが優勢。先週の大幅下落の反動で、豪ドル/ドルは0.7812ドル、NZドル/ドルは0.7283ドルまで上値を伸ばし、豪ドル円は92.04円、NZドル円は85.76円まで高値を更新した。ただ、明日の豪準備銀行(RBA)理事会への警戒感から上げ幅を縮小するなど、方向感は鈍い。また、ドル円は今夜の米1月ISM製造業景況指数の発表を控え、117円半ばでもみ合い相場が続いた。