ロンドン市場 午前概況 ユーロ底堅い、オセアニア通貨は下値模索を継続

2015年01月29日 21:19

ロンドン午前はユーロが底堅かった。ユーロドルは一時1.1328ドル、ユーロ円は133.51円まで上昇。ユーロ買い・スイスフラン(CHF)売り介入が入っているとの観測もあり、ユーロCHFは1.0449CHF、ドルCHFは0.9241CHF、CHF円は127.58円まで、スイス国立銀行(SNB)が対ユーロでの上限撤廃以後のCHF安値を塗り替えた。
 
ポンドは対ユーロでの売りや、世界的なインフレ鈍化が意識されるなか英10年債利回りが1.4%割れまで過去最低水準を更新したことを受けて上値が重かった。ポンドドルは1.5111ドルを安値にいったん下げ渋るも戻りは鈍かった。ポンド円も178円半ばから前半でさえない。
 
オセアニア通貨は、NZ準備銀行(RBNZ)の金融政策スタンス中立転換を背景にNZドルが売られ、NZドル/ドルが2011年以来の安値0.7266ドル、豪ドル/ドルも2009年以来の安値0.7776ドルまで水準を下げた。NZドル円も昨年10月以来の安値85.65円、豪ドル円は同3月以来の安値91.66円をつけた。ドル円は各通貨が強弱まちまちのなか、117円後半で推移した。