ロンドン市場 午前概況 ユーロ売り・ポンド買いが散見、ドル円はこう着

2014年06月26日 20:01

ロンドン午前の為替相場では、月末・四半期末のフローに絡んだユーロ売り・ポンド買いが散見するも、手がかりが不足するなかで相場全体的の値動きは乏しかった。欧州序盤にユーロドルは買いが先行し1.3642ドルまで上値を伸ばしたが、ユーロポンドでのユーロ売り・ポンド買いに圧迫され1.3611ドルまで下押し、昨日米1-3月期GDPの発表を受けた分の上昇幅を失った。ユーロ円も138.89円を頭に138.49円まで弱含んだ。一方でポンドはしっかり。フロー主導で底堅い動きとなっていたポンドは、イングランド銀行金融監督委員会(FPC)の金融安定報告書公表後も小幅ながら上昇基調を維持し、ポンドドルは1.7035ドル、ポンド円は173.35円まで上値を伸ばした。FPCは10月から高リスクの住宅貸し出しに対して制限を適用することを発表した。また、カーニーBOE総裁は住宅市場と債務上昇のリスクを指摘するも、FPCに住宅価格を抑制する権限はないとの見解を示した。
 ドル円は101.70円台を中心に横ばい推移。関連市場では、欧州株が小幅高水準で動意が鈍かったほか、米10年債利回りも2.55%前後で小動きとなり材料視されず。資源国通貨は底堅い動きも動意は鈍い。豪ドル/ドルは0.94ドル前半、NZドル/ドルは0.8770ドル前後で小動きが続き、ドル/加ドルは1.0706加ドルまでドル安・加ドル高が進み、1月7日以来の1.07ドル大台割れに接近した。対円では、豪ドル円が95円後半、NZドル円が89円前半、加ドル円が95円前後の狭いレンジ内で上下。
 
 
ENOTECA Online(ワイン通販 エノテカ・オンライン)