ロンドン市場 午前概況 ユーロ圏指標に反応薄、米雇用統計待ち

2014年05月02日 20:01

ロンドン午前はNYタイムでの米雇用統計を控えて、模様眺めムードが継続。この日発表されたユーロ圏4月製造業PMI・確報値は市場予想の53.3を若干上回る53.4となった。また、主要国の仏は速報値から上方修正されたが、独はわずかに下方修正。このほか、ユーロ圏3月失業率は市場予想の11.9%に対し、11.8%に改善され、2月も11.9%から11.8%に修正された。一連の指標結果にユーロの反応は鈍く、ユーロドルは1.38ドル半ばでこう着相場が続き、ユーロ円は142.16円を高値に142円付近で底固く推移。さえない英4月建設業PMIの結果を受けてポンドは弱含み、ポンドドルは1.6856ドルまでレンジ下限を広げたほか、ポンド円は173.14円を高値に172円後半へ押し戻された。この間、ドル円は102.56円までわずかに上値を伸ばし、102円半ばで底固い動きとなった。
 資源国通貨は米雇用統計を控え、小幅に調整。NZドルは対豪ドルでの買いを支えに、NZドル/ドルは0.8655ドル、NZドル円は88.66円まで上値を伸ばした一方で、豪ドル/ドルは0.9247ドルまで下押し、豪ドル円も94.80円台に水準を切り下げた。また、加ドルも売りが優勢で、ドル/加ドルは1.0976加ドルまでドル高・加ドル安が進み、加ドル円は93円半ばで伸び悩んだ。
 
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