ロンドン市場 午前概況 ユーロドル、2010年6月以来の安値

2015年01月02日 20:02

ロンドンタイム午前の為替相場は、アジアタイムでのドル高地合いが維持された。年明けもドル高基調が続く中、今月の欧州中央銀行(ECB)理事会(1月22日)で国債購入など追加緩和への思惑もユーロの重しとなった。ユーロドルは2012年の安値1.2042ドルを下回ると1.2035ドルまで下値を広げ、2010年6月以来の安値を更新した。ユーロ圏と主要国の12月製造業PMIは、独が速報値と変わらずの結果となったほか、ユーロ圏と仏の確報値は速報値を下回り、伊とスペインは市場予想を下回った。ただ、市場予想とのかい離は小さく、市場反応は限定的。ユーロ円は145円大台を挟んで小動き。
 
ポンドも軟調。英12月製造業PMIが市場予想の53.6に対し52.5と、9月以来の低い水準となり、前月分も下方修正されたのが嫌気された。ポンドドルは1.55ドル大台を割り込むと1.5440ドルまで2013年8月以来の安値を更新したほか、ポンド円は185.94円まで弱含んだ。
 
ドル円は120.51円までわずかに上値を伸ばし120円前半で底堅い動きも、今夜の米12月ISM製造業景況指数の発表を控え動意は鈍い。オセアニア通貨もまちまち。ドル高の流れが続く中、NZドル/ドルは0.7737ドルまで下値を広げたほか、豪ドル/ドルは安値の0.8127ドル近辺での推移。対円では方向感が鈍く、豪ドル円は98円前後、NZドル円は93円前半で小幅上下。
 
 
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