ロンドン市場 午前概況 ユーロはPMIで反発も勢いは限定的

2014年07月24日 21:05

ロンドン午前の為替市場では、ウクライナ情勢を背景としたユーロ安がやや反転。ロンドン早朝にユーロドルは1.3450ドル付近を下回るとストップロスの売りから1.3438ドルまで軟化。約8カ月ぶりの安値を更新した。ユーロ円は136.37円まで下落。その後発表された仏PMI速報値は製造業とサービス業で強弱まちまちだったが、ドイツやユーロ圏のPMIは強くユーロは小幅高水準へと反発。ユーロドルは1.3486ドル、ユーロ円は136.98円まで強含んだ。弱い英小売売上高を受けてユーロ売り・ポンド買いがやや巻き戻されたこともユーロドルを支援。ポンドドルは1.7007ドルまで下げている。
 
EUはロシア制裁についての草案を公表した。ロシア政府が50%超出資する金融機関の発行する債券・株式の購入禁止や深海掘削など石油関連技術の輸出禁止が盛り込まれている。
 
ドル円は101.42円まで弱含んだ後、101.63円へと切り返した。米長期債利回りの上昇がサポート要因。大阪225先物も小幅高で推移。加ドル円は94.79円まで上昇。豪ドル円は95.69円の安値から96円ちょうど付近まで戻した。
 
NZ準備銀行(RBNZ)の利上げ小休止観測を背景としたNZドル売りはようやく一巡。NZドル/ドルは0.8568ドルの安値から0.86ドル手前まで調整。NZドル円は86.93円から小幅に戻し、87円前半で推移している。
 
 
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