ロンドン市場 午前概況 ユーロは調整安、ポンドは英建設業PMIで強含み

2014年07月02日 19:50

ロンドン午前はユーロが軟調。昨日1.3701ドルまで上昇したユーロドルは1.3655ドルまで押し戻された。1.37ドルの節目や5月高値と6月安値の38.2%戻しである1.3690ドルを超えきれなかったことや、明日の欧州中央銀行(ECB)理事会やドラギECB総裁の会見を控えて調整のユーロ売りが入った。ユーロ円は138.55円まで下落。
 
ユーロ圏生産者物価指数(PPI)は前年比-1.0%と、市場予想並の落ち込みとなった。今年2月に記録した前年比-1.7%の落ち込みからすると物価の下落圧力は後退しているものの、デフレ環境は継続している。
 
ポンドドルは1.7177ドルまで上昇し、このところの上昇トレンドが継続。英建設業PMIが市場予想を上回ったことが背景だが、ポンド買い一巡後は伸び悩んでいる。ポンド円は174.37円まで強含んだ後、174円ちょうど付近まで失速した。
 
ユーロポンドは、ユーロ売りとポンド買いの両輪で0.7951ポンドまで下落し、2012年10月以来のユーロ安・ポンド高水準を更新。
 ドル円は101.41円までじり安。ユーロ円の軟調さや米長期債利回りの低下が重しとなった。加ドル円は95.36円、豪ドル円は95.93円までじり安。
 
 
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