ロンドン市場 午前概況 ドル高も、ドル円は大幅高に調整

2014年09月19日 19:46

ロンドンタイム午前の為替相場では、ドル買いが優勢。今週の米連邦公開市場委員会(FOMC)や、スコットランド住民投票といったビックイベントを通過し、ドル高地合いは変わらず。ただ、ドル円は直近の大幅高に調整が入り、6年ぶりの高値109.46円から108円後半に水準を切り下げた。NYタイムで手がかりになりそうな材料は乏しい。110円の大台を試す動きは見込みにくく、週末要因も重なり利食い売りが入りやすい地合いになっているもよう。9月に入り、ドル円は5円近く上昇しており、110円大台が遠のけば、一段の調整もあり得るだろう。
 
ポンドは戻り売りが優勢。スコットランド住民投票で独立反対派の勝利を見込んだポンド買いが、昨日から東京タイムにかけて大きく進んだこともあり、イベントをこなし修正が入る格好となった。ポンドドルは1.6354ドルまで反落し、ポンド円は178円前半へ水準を切り下げ、この日の上げ分をほぼ失った。また、ユーロの弱い地合いも変わらずで、ユーロドルは1.2866ドル、ユーロ円は140.04円まで安値を更新。昨日は不調だった第1回目のTLTROへの反応は鈍かったが、欧州中央銀行(ECB)による量的緩和(QE)などの追加緩和への思惑が強まりやすい結果と言えよう。
 
オセアニア通貨は小動きながら東京タイム同様に重い動きで、豪ドル/ドルは0.8930ドル、豪ドル円は97.35円まで弱含んだ。また、NZドル/ドルは0.81ドル前半で上値が重く、NZドル円は88.46円まで安値を更新した。
 
 
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