ロンドン市場 午前概況 ドル高に小幅修正も、米雇用統計待ち

2014年09月05日 20:25

ロンドンタイム午前の為替相場では、ドル高にわずかに修正が入った。ただ、この後のNYタイムでの米雇用統計の発表を控え様子見ムードが強い。また、米8月非農業部門雇用者数は前月の20.9万人増を上回る23万人増が見込まれているなど、米雇用に対しての強気な見方からドル高への修正は小幅にとどまった。市場は20万人を割れるかどうかにも注目している。ドル円は東京タイムに約6年ぶりの高値水準となる105.71円まで上値を伸ばしたが、105.12円まで調整が入った。一段と上昇基調を強めるために105円台で底堅めができるかは、米雇用統計次第となりそうだ。クロス円もドル円の下落が重しとなり、ユーロ円は136.12円、ポンド円は171.52円、NZドル円は87.17円、加ドル円は96.59円までわずかに下値を広げた。また、豪ドル円は98円半ばで小幅な上下にとどまった。欧州の主要株価は昨日の上昇の反動もあり、売りが優勢となっている。
 
ユーロドルは1.2964ドルまで買い戻しが優勢となったものの、昨日の大幅下落からの戻りは鈍いまま。米国とユーロ圏の金融政策見通しの格差からドル高・ユーロ安地合いの継続が見込まれる中、反発力は弱い。この日発表されたユーロ圏4-6月期GDP・改定値は前期比・前年比ともに速報値と変わらず、反応は見られなかった。また、ポンドドルは1.6320ドル付近、NZドル/ドルは0.83ドル前後へ小幅に水準を戻したほか、豪ドル/ドルは0.9369ドルまで上値を伸ばした。
 
 
 
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