ロンドン市場 午前概況 ドル高にやや調整、ドル円は108円半ば

2014年09月18日 20:57

ロンドンタイム午前の為替相場では、ドル高にやや調整が入る動きとなった。東京タイムで約6年ぶりの高値を108.87円まで更新したドル円は、米長期債利回りの低下を眺めながら108円半ば水準を戻した。ユーロも買い戻しが先行し、ユーロドルは1.2909ドル、ユーロ円は140.25円まで高値を更新。欧州中央銀行(ECB)が発表したTLTROの供給総額は826億ユーロとなり、市場予想の1100-1500億ユーロを下回り、やや低調な結果となった。この結果を受けたユーロの反応は限定的だが、ユーロの買い戻しは一服し、ユーロドルは1.2880ドル付近、ユーロ円は139円後半に水準を戻した。
 
スコットランドで独立を問う住民投票がスタートした中、ポンドの買い戻しも一服し、ポンドドルは1.63ドル付近、ポンド円は177円前半で動意が鈍くなっている。投票は日本時間の19日午前6時に締め切られ、同日午後には大勢が判明する見通し。発表された8月の英小売売上高は前回値も含めてやや弱めの結果となったが、視線は住民投票に向かれており、反応は限られた。
 
資源国通貨も買い戻しが優勢で、豪ドル/ドルは0.8977ドル、NZドル/ドルは0.8136ドル、ドル/加ドルは1.0980加ドルまでドル売り・資源国通貨買いが進んだ。対円でも、NZドル円は88.38円、加ドル円は98.94円まで上げ幅を拡大し、豪ドル円も97円半ばでしっかり。
 
 
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