ロンドン市場 午前概況 ドル買い散見も、方向感出ず小動き

2014年08月11日 19:49

ロンドンタイム午前の為替相場では、ドル買いが散見するも方向感は出ず小動き。地政学リスクの後退で、為替相場全体が落ち着いた動き。ただ、新規材料が乏しく、様子見ムードが強い。フィッシャーFRB副議長の講演内容が伝わったが、市場の反応は限定的。同FRB副議長は米労働参加率の低下は成長の鈍化につながる懸念材料で、住宅部門は引き続き回復を圧迫していると述べ、新興市場に広い範囲で鈍化が見られ、世界的な回復は期待はずれとの見解を示した。主要欧州株価は世界株高の流れを継承し、全面高となった。
 
ユーロポンドでのユーロ売り・ポンド買いにも圧迫されて、ユーロドルは1.3383ドルまでじり安となった一方で、ポンドドルは1.6794ドルまで買われた。また、豪ドル/ドルは0.9262ドル、NZドル/ドルは0.8457ドルまで弱含むなどドル買いが散見するも、方向感は出ず小動きにとどまっている。
 
ドル円は102円前半でやや上値の重い動き。日経平均の大幅反発にも伸び悩んだことから、やや下値模索の動きが先行し102.02円まで安値を更新したが、大台割れは回避。主要通貨の対ドルでの重い動きを背景に、クロス円も軟調気味。ユーロ円は136.60円、豪ドル円は94.54円、NZドル円は86.35円までレンジ下限を拡大。ポンド円は171.30円付近で動意は限定的。
 
 
 
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