ロンドン市場 午前概況 ドル安、FRB議長の議会証言受けた流れ継続

2015年02月25日 20:21

ロンドンタイム午前の為替相場ではドル安。新規材料が乏しい中、昨日のイエレンFRB議長の議会証言を受けた流れを引き継いだ。昨日の議会証言はFRBによる6月利上げへの思惑を後押しする内容とはならず、直近のドル高への調整が優勢となった。主要通貨が対ドルで堅調な動きとなる中、ドル円は118円後半でもみ合い。ドル安とクロス円の上昇に挟まれて、方向感に乏しい動きが続いた。米10年債利回りが昨日の低水準を下回る1.95%台まで低下したのも、ドル円の重し。
 
ギリシャ支援延長をめぐる短期的なリスクが後退したことも支えに、ユーロドルは1.1390ドル、ユーロ円は135.23円まで高値を更新した。NYタイムではドラギECB総裁の議会証言が控えている。ポンドドルは1.5539ドルまで上昇し、1月2日以来の高値を塗り替えた。ポンド円も184.54円まで上値を伸ばすなど堅調な動き。中国景況指標の改善を好感し買いが先行した資源国通貨は一段高。豪ドル/ドルは1月29日以来の高値となる0.7901ドルまで上値を伸ばし、NZドル/ドルは0.7563ドル、ドル/加ドルは1.2440加ドルまでドル安・資源国通貨高が進んだ。対円でも、豪ドル円は93.79円、NZドル円は89.79円、加ドル円は95.50円までレンジ上限を拡大した。