ロンドン市場 午前概況 ドル売り散見も、ECB理事会を前に手控えムード

2015年01月22日 20:06

ロンドンタイム午前の為替相場は小動き。ややドル売りの動きが見られたものの、欧州中央銀行(ECB)理事会を前に手控えムードが強く、値幅は限定的。関連市場では、欧州主要株価指数が前日の終値水準で動意が鈍く、時間外の米10年債利回りは1.9%台までやや上昇気味に推移。ドル円は東京タイムの118.34円を頭に117.66円まで調整下げが優勢となった。また、ユーロ円は136.55円を安値に136円後半、ポンド円は178円半ば、豪ドル円は95円半ば、NZドル円は89円付近、加ドル円は95円半ばで小幅上下動。
 
対ドルでは小じっかり。ユーロドルは1.1576ドルまで下押し後は1.16ドル前半に水準を戻した。量的緩和(QE)導入はほぼ確実視されており、内容次第で材料出尽くしによるユーロ売りの巻き戻しが進む可能性もあるだけに、下値を広げる動きにはなっていない。デギンドス・スペイン経済相は講演で、「ECBは国債購入計画を発表する見通し」、「ECBには物価上昇を後押しする型破りな政策が必要」などと述べた。ポンドドルは1.5177ドル、豪ドル/ドルは0.8110ドルまで小幅高となり、NZドル/ドルは0.75ドル半ばで底堅く推移。また、ドル/加ドルも1.23加ドル前半まで加ドルの買い戻しがやや優勢となった。