ロンドン市場 午前概況 ドル売り・円売り散見も、動意は鈍い

2014年08月15日 19:52

ロンドンタイム午前の為替相場では、ややドル売り・円売りが優勢。ただ、手がかりが乏しく、夏休みモードに週末要因も重なり、値動きは限られた。アジア株高やECBによる追加緩和期待を支えに、欧州の主要株価は堅調な動きとなり、リスク選好の円売りがやや優勢となり、ユーロ円は137.33円、豪ドル円は95.70円、NZドル円は87.14円、加ドル円は94.17円まで上値を伸ばすなど、クロス円は小幅ながら強含んだ。ドル円も102.62円までわずかに高値を更新。ただ、米10年債利回りが昨日の低水準となる2.39%付近まで低下したことも重しとなり、上値も重く小幅レンジ内の動きにとどまっている。
 
主要通貨は対ドルで小じっかり。米長期債利回りの低下を背景に、ドルが主要通貨に対し重い動きとなり、ユーロドルは1.3392ドル、豪ドル/ドルは0.9334ドル、NZドル/ドルは0.8496ドルまで買いが優勢となった。8日に発表された加7月雇用データに誤りがあったため、本日にその修正値の発表を控え加ドルも底堅い動き。ドル/加ドルは1.0891加ドルまで加ドル高が進んだ。
 
また、ポンドはわずかに買い戻しが入った。英4-6月期GDP改定値は、前期比で速報値と変わらずの+0.8%となり、前年比では+3.1%から+3.2%に上方修正された。この結果を受けて、ポンドドルは1.6701ドル、ポンド円は171.29円まで上値を伸ばした。