ロンドン市場 午前概況 ドル堅調、ドル円は7/3以来の高値

2014年07月30日 21:55

 

ロンドンタイム午前の為替相場では米注目イベントを多数控えて様子見ムードが強いものの、直近のドル高地合いは継続。米4-6月期GDPへの楽観的な見方や、米連邦公開市場委員会(FOMC)に対するタカ派的な見解への期待感も支えにドルが全面高。ドル円は102円前半で推移していた、90日や200日などの長期移動平均線も明確に上値けると、3日以来の高値となる102.25円までレンジ上限を広げた。先週末から年初来安値更新が続いているユーロドルは、昨年11月以来の1.34ドル大台割れとなって1.3394ドルまで下落した。欧州タイムに発表されたスペイン4-6月GDP速報値では、前月比が+0.6%と4四半期連続でプラス成長。前年比では+1.2%となり2008年4-6月期以来、6年ぶりの高水準を示現した。また、ユーロ圏7月経済信頼感は市場予想を小幅に上回る結果となったが、ユーロの反応は見られなかった。
 
他の通貨も対ドルで弱含み、ポンドドルは6月18日以来の安値水準となる1.6928ドルまで下押し、豪ドル/ドルは0.9367ドル、ドル/加ドルは1.0871加ドルまでドル高が進んだ。NZドル/ドルも0.8505ドル付近で上値の重い動きが続いた。クロス円は、ドル円の上昇と主要通貨の対ドルでの下落に挟まれ動意は限定的。ユーロ円は137.04円を頭に伸び悩み、ポンド円は173円前半、豪ドル円は95円後半、NZドル円は86円後半で小動きが続いた。
 
 
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