ロンドン市場 午前概況 ドル円117円後半、豪ドルは続落
2014年11月26日 20:53
ロンドンタイム午前の為替相場は、明日に感謝祭休暇を控え方向感は出ず値動きは緩い。ドル円は117.59円を安値に底堅さを示すも、上値を伸ばす手がかりも乏しく117円後半でもみ合い。月末要因が動意を抑制していることもあり、先週麻生財務相の「円下落のテンポが早すぎる」との発言を受けてから、ドル円の上昇基調は一服している。
豪ドルの下落がやや目立つ展開で、豪ドル/ドルは2010年7月以来の0.85ドル大台を割り込むと、0.8480ドルまで下げ幅を拡大したほか、豪ドル円は99.93円まで弱含み、11日以来の100円大台割れとなった。NZドル/ドルは0.7803ドル、ドル/加ドルは1.1297加ドルまでドル高が進み、NZドル円は91.89円、加ドル円は104.24円まで売りが優勢となった。
ユーロドルは1.2495ドルまで買いが先行するも1.25ドル大台を試す動きに持ち込めず1.2443ドルまで反落。コンスタンシオECB総裁が、バランスシート拡大が目標に届かないようなら国債を購入すべきとし、国債購入を検討するなら来年第1四半期との認識を示したこともユーロの重し。ユーロ円も147.26円を頭に146.57円まで弱含んだ。また、ポンドドルは1.57ドル前半で底堅いが、1.5680-1.5746ドルの狭いレンジ内の動きにとどまったほか、ポンド円は185.39円まで上値を伸ばした。英7-9月期GDP改定値は速報値と一致し、ポンドの反応は薄い。