ロンドン市場 午前概況 ドル円115円半ば、オセアニア通貨は堅調

2014年11月13日 21:33

ロンドンタイム午前の為替相場では、手がかりが乏しく調整主導の相場となった。ドル売りがやや優勢となる中、ドル円は115.41円まで下押したものの、消費増税が見送られるとの思惑も支援材料に下値は堅く、115円半ばで推移。ただ、週末の沖縄県知事選、週明けに本邦GDPなど注目イベントを控え、積極的に上値を追う展開にもなりにくい。関連市場で、米10年債利回りは前日終値水準で小動きが続いたほか、欧州主要株価は独DAXが一時1%超上昇するなど堅調な動きとなった。
 
オセアニア通貨は堅調。ケント豪準備銀行(RBA)総裁補佐の介入発言を受けて0.8672ドルまで弱含んだ豪ドル/ドルは0.8764ドルまで反発し、NZドル/ドルは0.7929ドルまで強含んだ。豪ドル/ドル、NZドル/ドルともに21日移動平均線を上回っており、買い戻しに拍車がかかりつつあるようだ。対円でも、豪ドル円は昨年5月以来の高値を101.21円まで更新したほか、NZドル円は91.59円まで上げ幅を広げ、2007年8月以来の高値をつけた。
 
欧州通貨はまちまち。ポンドは昨日の四半期インフレ報告が引き続き重しとなり、ポンドドルは1.5753ドルまで年初来安値を塗り替えた。ポンド円も181.88円まで安値を更新。ユーロポンドでのユーロ買い・ポンド売りも支えに、ユーロドルは1.2476ドル、ユーロ円は144.32円まで上値を伸ばしたものの、値幅は限られている。
 
 
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