ロンドン市場 午前概況 ドル円104円後半、欧米イベント控え模様眺め

2014年09月04日 19:31

ロンドンタイム午前の為替相場はもみ合い。この後の欧州中央銀行(ECB)・イングランド銀行(BOC)の政策金利発表およびドラギECB総裁の記者会見、明日には米雇用統計を控えており相場全般に様子見ムードが強い。ドル円は104円後半を中心に小幅な上下。黒田日銀総裁が「ファンダメンタルズでドルが強くなることに不思議はない」、「ドル高でも日本にとっては特にマイナスない」と発言したことを手掛かりに、一時105.02円まで上値を伸ばした。ドル高基調の継続やドル円の上昇につられ、ポンドドルは1.6448ドル、豪ドル/ドルは0.9330ドル、NZドル/ドルは0.8312ドルまで下押し、ドル/加ドルは1.0910加ドルまでドル高・加ドル安が進んだが、値動きを小幅にとどめると前日のNY終値水準に戻してもみ合い。欧州の主要株価はECB政策金利の発表を控え、やや利食い売りが優勢となったが、クロス円の動意も鈍く、ポンド円は172円半ば、豪ドル円は98円前後、NZドル円は87円前半で推移。
 
また、ユーロドルは1.3137ドルを安値に1.31ドル半ば、ユーロ円は137.75円を安値に137円後半で膠着。今回のECB理事会では、金融政策の据え置きを予想する市場関係者が多いが、ごく一部では利下げを見込む向きもあるようだ。ECB総裁の記者会見では、追加緩和について更に踏み込んだ発言が出るかに注目。
 
XEMarkets 口座開設