ロンドン市場 午前概況 ドル円上昇一服、104円割れへ反落

2014年08月25日 20:30

ロンドン午前の為替市場は円が小幅高。東京タイムに円が下げ渋ったことで、円を買い戻す流れが進んだ。ドル円は103.86円、ユーロ円は目先のサポートラインと目されていた137.21円近辺の21日線を割り込んで、137.08円まで下げ幅を広げた。ドル円に関しては、米長期金利が過去最低水準を更新した独10年債利回りに連動して低下したことも重しとなった。その他のクロス円では、加ドル円が94.84円、スイスフラン円が113.42円までそれぞれ下げ幅を広げた。また、欧州の主要株価指数は軒並み1%を超える反発となったが、為替市場への影響はほとんどみられなかった。
 
ユーロドルは、下押し後は切り返す格好に。独8月Ifo景況感指数は106.3と、市場予想の107.0や7月の108.0を下回り、景気への先行き懸念が意識された。ユーロドルは、結果を受けて1.3184ドルまで下押ししたが、指標結果の悪さはすでに織り込み済みだったようで、下げ一巡後はドルの上昇一服も手伝って、1.3200ドル前後へもち直した。とはいえ、先行きに対する不透明感がくすぶる状況に変わりはなく、戻りは鈍かった。その他の通貨も対ドルで底堅く推移。ポンドドルは1.6595ドルまで高値を塗り替えたほか、豪ドル/ドルは本日の高値圏となる0.93ドル前半でもち合った。
 
 
 
XEMarkets 口座開設