ロンドン市場 午前概況 ドル円は小幅安も、動意は限定的

2014年11月07日 21:34

ロンドン午前の為替市場は、米雇用統計を控える中で、足元の円安・ドル高の流れが一部通貨で巻き戻された。ただ、金融政策や経済成長のどちらをとっても、主要国に対して米国が先行しているほか、米国の雇用に対する前向きな期待感もあって、ポジション調整の流れはわずかだった。
 
ドル円の下げが115円前半までにとどまったほか、ユーロドルの戻りも1.2400ドル前後までだった。豪ドル/ドルは0.8604ドル、NZドル/ドルは0.7704ドルまで戻すなど多少値動きが目立ったが、本日の値幅は50bpに満たないなど動意は鈍かった。クロス円では、対ドルでの動向に引っ張られ、豪ドル円が99.10円、NZドル円が88.74円まで上昇した。
 
こうした中、加ドルやポンドは軟調地合いを継続。原油価格が引き続きさえない展開となっていることが重しとなり、ドル/加ドルは1.1446加ドル、加ドル円は100.65円まで加ドル安が進行。また、ポンドドルは対ユーロでのポンド売りが波及して、1.5803ドルと年初来安値を更新したほか、ポンド円は182.09円まで下げた。
 
 
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