ロンドン市場 午前概況 ドル円の上昇一服、動意は限定的

2014年09月29日 21:32

ロンドン午前の為替市場では、ドル円の上昇が一服。東京タイムに109.75円まで上昇したあとは、米長期金利が2.52%付近まで低下したことから上値追いは一服。ただ、引き続き米国の金利正常化に向けた思惑や、本邦の政策期待が下支えとなり、下値も109.50円近辺にとどめた。とはいえ、欧州の主要株価指数は小幅安でもち合うなど、手掛かりが少ない中で全体的な動意は限られた。
 
一方で、ユーロドルは上方向の重さが感じられる展開が続いた。ドル高の流れが一服し1.27ドル手前まで戻したが、大台回復には至らず。買い一巡後は1.2670ドル付近まで押し戻された。ユーロ圏9月経済信頼感は99.9と予想通りになったが、足元のユーロ圏景況感の低下傾向に変化は見られず、ユーロを買い戻す手掛かりにはならなかった。一方で、独各州の消費者物価指数は前月から横ばいとなり、市場への影響はほとんどなかった。
 
オセアニア通貨はまちまち。NZドルの下落に引っ張られて軟調だった豪ドルは下げが一巡して、豪ドル/ドルは0.87ドル前半、豪ドル円は95円半ばへ下値を切り上げた。一方で、NZドルはさえない動きが継続。当局によるNZドル売り介入への不安感が引き続き意識され、NZドル/ドルは0.77ドル半ば、NZドル円は85円前後で、上方向が抑制された。
 
 
 
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