ロンドン市場 午前概況 イベント通過で様子見、NZドルはじり安

2014年08月04日 20:30

ロンドン午前にかけても各通貨の動意は鈍かった。手掛かりが不足する中で、先週末にビックイベントを通過したことから、夏季休暇を取る市場参加者も多いようで、取引は盛り上がりに欠ける展開だった。
 
ドル円は序盤に米長期金利が小幅に低下したことに連動して、102.50円台まで押し戻された。ただ、積極的に売り込む参加者も少なく、売り一巡後は102.60円台と東京タイム午後のもち合いレベルへ戻した。
 
ユーロドルも、1.3420ドル台での推移が継続。ユーロ圏6月生産者物価指数は前年比-0.8%と、市場予想-1.0%ほど低下しなかったが、ユーロの動向を促す材料にはならなかった。ユーロ円も137.70円付近で振幅。ポンドドルも横ばい。市場予想を上回った英7月建設業PMI62.4を受けて買いが優勢となる場面もあった。しかし、足もとのさえない指標結果を受けた投資家マインドを変えるだけのインパクトはなく、ポンド上昇の勢いは限られた。ポンドドルは1.68ドル前半、ポンド円は172円半ばで推移した。
 
NZドルはじり安。NZ財務省により4-6月期の成長率が鈍化するとの見通しが示されたことが引き続き手掛かりとなった。NZドル/ドルは0.8496ドル、NZドル円は87.21円までそれぞれレンジ下限を広げた。
 
 
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