ロンドン市場 午前概況 イベント控えて調整強まる ユーロは重い

2014年08月22日 20:13

ロンドンタイム午前は、イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長やドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁の基調講演を控え、調整色が徐々に強まる展開。ロシアの支援トラックがウクライナ入りしたとの報道があったことも多少影響してか、欧州株安や米金利の低下が進んだことでドル円やクロス円の上値が重くなったほか、戻り歩調だったユーロが反落する動きがみられた。ユーロドルは朝方につけた1.3297ドルをこの日の高値に1.3265ドルまで下落。大台手前の売り意欲は強く、じり高で稼いできた値幅を短時間で失った。ユーロ円は下げ渋っていた137.80円前後を割り込んだことで137.36円まで下げが加速。ユーロ円の下落にもつれ、ポンド円は171.71円、加ドル円は94.49円まで下値を拡大。ドル円も103.54円まで水準を下げて昨日安値103.60円を下回った。米10年債利回りは2.38%付近まで低下幅を拡大させた。FOMC議事録を受けて傾いた早期利上げ期待を、イエレン議長の講演後も同じトーンで維持することは難しいとの見方が増えている。
 
ポンドドルは1.65ドル後半、NZドル/ドルは0.84ドル前半を中心に小動き。豪ドル/ドルはフロー主導で0.9329ドルまで小幅高となり、豪ドル円も円買い戻しが強まる前に96.78円まで上値を伸ばす場面があった。
 
 
XEMarkets 口座開設