ロンドン市場 午前概況 ややドル売りも、ドル円は120円前半でもみ合い

2014年12月29日 20:57

ロンドンタイム午前の為替相場はややドル売り。ただ、特段の手がかりは見当たらず、調整絡みのフロー主導の動きで、方向感は鈍い。年末年始の一週間とあって引き続き動意は限られた。オセアニア通貨の買いがやや目立ち、欧州通貨に対してもオセアニア通貨は上昇した。豪ドル/ドルは0.8163ドル、NZドル/ドルは0.7799ドルまで上値を伸ばし、豪ドル円は98.22円、NZドル円は93.84円までじり高。
 
ユーロも若干買い戻しが先行し、ユーロドルは1.2221ドル、ユーロ円は147.02円まで小幅高。ギリシャ大統領選出のための第3回目投票では、選出に十分な票が確保できず、1月頃の総選挙突入が決定的となったが、ユーロの反応は限定的。一方、ポンドドルは1.55ドル後半、ポンド円は187円半ばで伸び悩んだ。ユーロポンドでユーロ買い・ポンド売りが優勢となり、ポンドの上値を圧迫した。
 
ドル円は120円前半でもみ合い。米10年債利回りが2.22%付近まで低下基調を強めたが反応は示さず。東京都30代男性のエボラ出血熱感染の疑いで、東京タイム午後は株安・円高が進んだが、その結果は今夜にも判明する見通し。