ロンドン市場 ルーブル売り、円買い ドル円 深押しあれば114円台も

2014年12月16日 17:58

ドル円は116.55円まで下げ幅を拡大。独DAX指数は1%安近辺まで売られるなど欧州株もほぼ全面安の様相。原油の下げは緩まず、中銀の大幅な利上げで買いが先行したロシアルーブルは再び対ドルで売りに押されるなど、金融市場全般の緊張感は緩和する兆しがない。本日からの米連邦公開市場委員会(FOMC)でタカ派なスタンスが示されるとの思惑は徐々に後退しているが、仮に米利上げが見通せる状況になれば新興国を主導にさらなるリスク回避傾向が強まる可能性も否定できない。ドル円は深押しがあれば、10月安値から直近高値までの38.2%押しに相当する、114.36円近辺まで下落することも想定しておく必要が生じるかもしれない。