【見通し】(東京市場 為替) RBA、利下げか据え置きか

2015年02月03日 08:00
 
 

 

 

NYタイムでは米1月ISM製造業景況指数の予想比悪化でドル売りと円買いが先行したが、米株価の反発で巻き戻しが入った。ダウ平均は前週末比196.09ドル高の17361.04ドルで引けた。ドル円は117.20円前後までの下押しから117円半ばへ水準を回復。ユーロドルは1.1363ドル、ポンドドルは1.5080ドル付近、豪ドル/ドルは0.7830ドル、NZドル/ドルは0.7324ドルまで上値を伸ばしたが押し戻された。
 
東京タイムでは豪準備銀行(RBA)が政策金利を公表する。先週発表された豪州の基調インフレ率が前期比で上昇したこともあり、市場では現行の2.50%で金利が維持されるとの見方が優勢。もっとも、金利先物市場では一定の利下げ実施も織り込まれている。据え置きとなっても、昨年半ばから声明で引き継がれている金利の「安定期間(period of stability)」との文言が、次回以降の緩和を匂わす文言に変更される可能性も残される。どちらにせよ、豪ドルに値動きが確認できそうで注目度は高い。