【見通し】(東京市場 為替) クリスマス休暇の延長線上の一日

2014年12月26日 08:12

昨日、主要な海外市場はクリスマスで休場だった。市場参加者がかなり乏しかったなか、ドル売りが持ち込まれ、ユーロドルは1.22ドル半ば、ポンドドルは1.55ドル後半まで水準を切り上げた。その後ドル売りは巻き戻されている。ドル円は東京タイムに120円ちょうど付近へ重くなった後、こう着を続けた。
 
本日は金曜日とあってクリスマス休暇の延長線上にある。ロンドンなど主要な金融市場は昨日に引き続き休場で、流動性は乏しいままだ。ポジション調整以外のオーダーを敢えて持ち込むのは一部の物好きだけか。来週以降は徐々に市場参加者が戻ってくる。
 
本日は本邦の11月失業率や11月有効求人倍率、11月全国消費者物価指数などが発表される予定だ。日銀の態度を眺めるために物価動向が注目されるが、原油安を背景にインフレ率は鈍化すると想定されており、加速でもしない限り、反応は大きくならないだろう。上昇率の鈍化が想定以上でも、日銀は短期的な対応に動く構えを示しておらず、材料にはならないと思われる。