【見通し】(東京市場 為替) ギリシャに関する希望的な見方でリスク回避後退
2015年02月12日 08:02
NYタイム終盤にギリシャとユーロ圏が救済プログラムの延長に動き出したとのニュースが伝わり、ユーロドルは1.13ドル付近から1.13ドル半ばまで、ユーロ円は136円前後から136円後半へ上振れた。市場のリスク回避姿勢の後退により円売りも優勢で、ドル円は120円半ばでの動きとなっている。
東京タイムは、ギリシャ債務に関する前向きな動きを材料に、為替は円安で推移しそうだ。円売り地合いを好感し、休日明けの日経平均株価が底堅く寄り付きそうなことが、為替の円売りにフィードバックしてくる可能性もある。東京タイムの内外経済指標の発表が局所的な上下を誘う場面もありそう。しかしトレンドを作り出す動きにまで至りそうではなく、主題はやはりギリシャ問題だろう。それゆえ、期待を削ぐような報道が流れれば、足元のユーロ買いの巻き戻しが急速に進むリスクはある。この材料を受けた欧州勢の動き出しも注視したい。