【見通し】(東京市場 株式) 15000円を挟んだ小動きか SQを控え先物主導の相場

2014年06月11日 08:04

東京市場は小動きとなりそうだ。日経平均株価の予想レンジは14950円-15050円。高値警戒感から米国市場の指数は高安まちまちとなっており、目立った方向感が出ていない。先物価格も節目の15000円を回復しているものの、昨日は期先物への乗り換えから売りが出る展開がみられ、メジャーSQが迫る中で限月交代の動きが前日同様に指数の重しとなる可能性がある。国内材料では、寄り付き前に4-6月期法人企業景気予測調査と5月国内企業物価指数(市場予想は前年同月比4.1%上昇)の発表があり、内容次第ではセンチメントの改善が期待される。物色動向では、前日人気化したロボット関連、開幕目前のW杯関連銘柄に短期資金が集まりそうだ。
 
 10日のNY株式相場はまちまち。主な経済指標や手がかりに乏しいなか、市場は薄商いとなった。全般的に上値の重い動きが続いたが、ダウ平均は前営業日比2.82ドル高の16945.92ドルで終了し、4営業日連続で過去最高値を更新した NASDAQは前営業日比1.75ポイント高の4338.00ドルで終了。S&P500は前営業日比0.48ポイント安の1950.79ポイントと5営業日ぶりに反落した。 円建てのCME225先物は日中終値と比べ45円高の15015円、ドル建ては50円高の15020円で終えた。