【見通し】(東京市場 株式) 米株高を受けて買い優勢も上値の重い展開に

2014年05月28日 08:10

東京市場は小じっかりの展開となりそうだ。日経平均株価の予想レンジは14550円-14700円。休場明けの米国株式市場は堅調に推移しており、S&P500は連日で史上最高値を更新。良好な外部環境を手掛かりに買い先行が予想されるが、先物価格はそれほど上昇しておらず、ADRは下げている銘柄が目立つだけに、早々に伸び悩む展開となれば目先は利益確定売りが出ることも想定される。また、昨日引け後に三井不動産の公募増資が発表されており、主力企業に対するファイナンス機運の高まりは市場心理を冷やす材料となる可能性がありそうだ。
 
 27日のNY株式相場は4日続伸。米4月耐久財受注など市場予想を上回る経済指標の結果を好感し、ダウ平均は前営業日比69.23ドル高の16675.50ドルで終了した。 NASDAQは前営業日比51.26ポイント高の4237.07ポイントとなり、4/3以来の75日移動平均線上を回復。S&P500は前営業日比11.38ポイント高の1911.91ポイントで終了し、連日で史上最高値を更新した。 円建てのCME225先物(時間外)は大証日中終値と比べ70円高の14680円、ドル建ては70円高の14680円で終えた。