【見通し】(東京市場 株式) 売り優勢 米株安や日本代表の敗退、サプライズ無しの成長戦略などを受けて

2014年06月25日 08:03

東京市場は売り優勢の展開となりそうだ。日経平均株価の予想レンジは15200円-15350円。カタリスト不足で下落した米株市場が重しとなるほか、サッカーW杯で日本代表がグループリーグ敗退が決まったこともセンチメント悪化につながるだろう。昨晩閣議決定した政府の新成長戦略は、既に伝わっていた内容と同じでサプライズがなかった。期待されていた法人実効税率は現行の35%程度から20%台に引き下げる方向性を打ち出したが、明確な期間を示していないため、相場上昇の起爆剤とはなりにくい。軒並み下落しているADRの動向から大型株に買いが入れにくい状況で、前日と同様に中小型株が選好される可能性が高い。初動段階にある3Dプリンター関連、ポジティブなニュースが散見されるバイオ関連などが人気化しそうだ。
 
 24日のNY株式相場は下落。好調な経済指標を背景にプラスに転じる場面もあったが、高値警戒感から買いは続かず、安値圏で取引を終えた。ダウ平均は前営業日比119.13ドル安の16818.13ドルで終了した。 NASDAQは前営業日比18.32ポイント安の4350.36ポイント、S&P500は前営業日比12.63ポイント安の1949.98ポイントで終了した。 円建てのCME225先物は日中終値と比べ60円安の15340円、ドル建ては30円安の15370円で終えた。
 
 
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