【トレード・イメージ】ユーロ/ドル、ユーロ/円 ユーロ圏各国の成長率を注視

2014年02月14日 14:58

本日はユーロ圏10-12月期GDPの速報値が発表される。それに先立って各国の同データも公表されることから、ユーロは指標結果の強弱に振らされる格好となろう。独や仏を筆頭に、全般的には前期比で小幅なプラスを確保する見込みであり、ユーロ圏全体では+0.2%が市場予想の中央値。インフレ指標に次いで注目される材料とあって、予想からのかい離幅によってユーロが値幅をともなった動きとなる可能性はあるか。
 
・想定レンジ上限
 ユーロドルは1月24日高値1.3740ドルが上値めど。こなせば心理的節目として1.3800ドルが意識される。ユーロ円は本日朝方につけた140.05円が目先のめどに。超えれば11日高値140.31円の上抜けをうかがう展開へ。
 
・想定レンジ下限
 ユーロドルは1.3649ドル付近に上昇してきた5日移動平均線が短期的な下値めど。割り込めば日足一目・基準線1.3608ドル、同転換線1.3588ドルが順に視野入り。ユーロ円は前日安値138.89円、12日安値138.67円が目先のサポート水準。こうした水準をこなしていけば日足一目・転換線138.27円が次の目標となろう。