【トレードイメージ】ユーロ ロンドン休場、多少の材料あるが動きにくいか
2014年05月05日 15:26
ユーロドルは1.38ドル後半、ユーロ円は141円半ばで推移。ユーロドルの動意は鈍いが、アジアタイムの豪3月住宅建設許可や、中国4月HSBC製造業PMIが弱めの内容だったことで、為替市場では全体的に円買いの流れが支配的だったことからユーロ円の上値は重い。本日は英国がアーリー・メイ・バンクホリデーの祝日のため、ロンドン勢が不在となる。ユーロ圏3月生産者物価指数や、欧州委員会による春季経済予測の公表が予定されているが、参加者が限られるなかで、よほどのサプライズ的な発表がなければ反応は乏しいものになりそうだ。
・想定レンジ上限
ユーロドルは4月11日高値1.3906ドルが上値めど。超えれば3月17日高値1.3948ドルが次の抵抗に。ユーロ円は日足一目均衡表・転換線141.73円、同基準線141.78円、本日これまでの高値141.79円などが集まる141.70円台の攻略が上方向へのカギとなりそう。上抜ければ2日や4月29日高値水準となる142円半ばが視野入り。
・想定レンジ下限
ユーロドルは日足一目均衡表・転換線1.3832ドルが下値のめど。同水準には21日移動平均線が上昇してきている。割り込めば同基準線1.3790ドルや、直近のレンジ下限となる4月30日安値1.3771ドルが意識されよう。ユーロ円の目先の下値めどは、日足一目均衡表・雲の上限141.29円。アジアタイムでは、同水準でいったん下げ止まっている。下抜ければ4月28日安値140.99円が次のサポート。