【トレードイメージ】ユーロ ユーロ圏各国のPMIを見極め

2014年04月23日 15:22

ユーロドルは1.38ドル前半で推移。豪1-3月期消費者物価指数の予想比下振れを受けた、対豪ドルでのユーロ高に支えられて底堅く推移している。本日はユーロ圏各国の4月PMI・速報値が発表される予定。ウクライナ情勢への警戒感を背景に、株式・債券市場でリスクを回避する動きもあったが、主要国の製造業PMIはさほど悪化しないと予想されており、景況感の改善傾向が続いているかを見極めたい。総じてポジティブな内容となれば、ユーロの買い材料と受け止められそうだ。ただし、仏・独・ユーロ圏など、次々と発表されるPMIのトレンドにはっきりとした方向性が確認できないことも予想されよう。その場合はヘッドラインに振らされる格好で上下しながらも、結局は足元のレンジ相場を継続させる可能性もありそうだ。
 
・想定レンジ上限
 ユーロドルは日足一目均衡表・転換線1.3846ドルが上値のめど。超えれば17日高値1.3865ドルの上抜けを試す展開へ。ユーロ円は142円台への明確な回復を果たせば一段高への期待も高まる。4日高値142.61円も視野入りしてこよう。
 
・想定レンジ下限
 ユーロドルは引き続き、4日から11日までの上げ幅の61.8%押しとなる1.3761ドルが下値のめど。割り込めば日足一目均衡表・雲の下限1.3722ドルが次の下げ止まり水準に。ユーロ円は前日安値141.22円が目先のめど。下抜ければ日足一目均衡表・転換線141.04円がサポートとして意識されるか。
 
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